第4章 叱責 より
メートルGは、私を愛撫しはじめた。そうすることによって、私が今しがた犯した過ちを忘れるチャンスを私に与えることを彼は知っていたのだ。彼は房鞭を手にすると私の体に懲罰を与えた。革房での愛撫と厳しく冷酷な打擲を交互に繰り返しながら私の体にゆっくりと熱を帯びさせていった。打擲が次第に強くなればなるほど、私は自分から進んで身を任せるようになっていった。 不意にクリップが乳首を捉えたときにはピリッという鋭い痛みを覚えたくらいだった。続けて、クリップの歯の間に乳首が押しつぶされるように挟まれ、重りで下に引っ張られるのを感じた。そうして、少しでも体を動かすたびにそれがクリップの大きな揺れになり、乳首がちぎられるような耐え難い感覚を引き起こした。
地下室の中央に四つん這いにさせられたその時のことは今でもはっきりと憶えている。その晩私が奴隷として仕えたメートルGは別の二つのクリップを私の小陰唇の、ちょうどクリトリスの下のところに挟んだ。二つの痛みに引き裂かれて体全体が淫らにうごめいた。そして二つの思いに揺れていた。苦痛を早く取り除きたいという気持ちと、自分から体を揺らし痛みをもっときつくしてみせ、自分の主人に喜んでもらいたい、彼の許しに応えたいという気持ちとに。誇らしさとともに私は乳首を挟むクリップから垂れた錘が右から左へ、左から右へと揺れながら回るのをじっと見据えていた。痛みはこらえられないほどのものになっていたが、私は自分の痛みを外から見る観客になっていた。苦痛を甘受しながら、しかし、その苦痛を自分のものにしたのだ。危険な悦びが体の中にひそかに芽生え、苦痛を追い越し、そこに快楽の烙印を押していった。
こうして私は、自分の奴隷に苦痛を強制する男性に従属する女性だけが得ることのできる精神的な歓びによる絶頂を生まれて初めて覚えた。言いようのない何かが私の頭の中を支配し、私の体に命じていた。刺すようなこの痛みを奴隷の従順さで賛美し、それによって歓びの頂に至るようにと。...
For the Original Text © Vanessa Duriès, 1993
For this Translation © Autel & R***
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